iPhone 18 Proシリーズ、中国で発売開始 Apple Storeに長蛇の列、Pro Maxはプレミア価格に

2026/09/18 13:30

2026年9月18日、Appleの「iPhone 18 Pro」シリーズが中国国内で正式に発売された。価格は9999元(約21万5000円)から。Apple公式サイトで事前予約したユーザーには最短で発売当日に商品が届くほか、各地のApple Storeでも店頭販売がスタートした。

新型iPhoneの発売日には、Apple Store前に購入客が並ぶ光景が恒例となっている。今年もその傾向は変わらず、9月18日午前8時には上海・陸家嘴のApple直営店前に100人を超える購入客が集まった。店舗側は早朝からフェンスを設置し、来店客の誘導や安全確保にあたった。

SNS上でも、中国各地のApple Storeに設けられた行列用の柵や、大勢の購入客が並ぶ様子を写した写真が相次いで投稿されている。

今回の発売では、店頭での購入方法に注意が必要だ。iPhone 18 Proシリーズの2モデルはいずれも事前予約なしでの直接購入には対応しておらず、発売日の店頭在庫は予約済みユーザー向けに確保されているという。予約注文をしていないユーザーは、その場で購入することができない。Apple Storeへ向かう場合は、事前に在庫や受け取り予約の状況を確認しておく必要がありそうだ。

発売初日の店頭では、モデルによって人気に大きな差が出ている。中国メディア「毎日経済新聞」によると、上海・陸家嘴のApple Store周辺では、いわゆる「転売業者」が購入直後のユーザーに声をかけ、新型iPhoneの買い取りを持ちかけていた。特に注目を集めていたのがiPhone 18 Pro Maxだ。256GBと512GBモデルでは、転売業者による買い取り価格が通常価格を300~500元(約6,500~1万1,000円)程度上回るケースが見られたという。

さらに、新色の「バーガンディ・ワインレッド」は特に人気が高く、人気のPro Maxを転売業者から購入する場合、700~800元(約1万5,000~1万7,000円)程度の上乗せが必要になるケースもあるとされる。

一方、iPhone 18 Proについては状況が対照的だ。現場の転売業者からは「Proは人気がない」との声が聞かれ、発売初日の上乗せ幅はわずか30元(約650円)程度。買い手がつかないケースもあり、実質的に「プレミアムが付かない」状態となっている。また、1TBや2TBといった大容量モデルについても、相対的に需要は限定的とみられている。

店舗在庫にもモデル間で明確な違いが表れている。例えば鄭州のApple Storeでは、iPhone 18 Proの256GBブラック、512GBのバーガンディ・ワインレッド/シルバー/ブラック、1TBブラック、2TBのグレイシャルブルー/ブラックなど、一部構成で在庫が確認されている。

これらは発売日に注文すれば、最短で当日受け取れる状態だという。これに対して、iPhone 18 Pro Maxは容量・カラーを問わず在庫切れ。Apple公式サイトから注文した場合、最短の配送予定日は10月20日になるとされている。

Apple公式サイト全体でも、iPhone 18 Proの一部構成では発送まで約11営業日、Pro Maxの人気構成では約15営業日を要する見込みとなっている。

ただし、前年のiPhone 17 Proシリーズでは予約開始時点で配送まで3~4週間かかるモデルが多かったことを考えると、今年は全体として供給量が増えているとみられる。

iPhone 18 Proシリーズでは、性能とカメラ機能が大きく強化された。両モデルには、TSMCの2nmプロセス技術を採用した「A20 Pro」チップを搭載。前世代と比較してCPU、GPU性能がさらに向上している。

特に大きな変更点の一つがカメラだ。新モデルでは4800万画素のFusionメインカメラを採用し、シリーズとして初めて可変絞り機構を搭載。6枚のレーザーカットされた絞り羽根によって、f/1.48、f/1.8、f/2.8、f/4.0の4段階で絞りを変更できる。

撮影環境に応じて取り込む光の量を調整できるため、暗所や逆光、ポートレート撮影などでの画質向上が期待される。

中国市場での発売初日は、「Pro Maxへの需要集中」と「Proの比較的豊富な在庫」という、モデルごとの人気と供給の違いが鮮明になった。今後、発売直後の品薄状態がどの程度続くのか、またPro Maxのプレミアム価格が維持されるのかが注目される。

(中国経済新聞)