中国の2026年1~8月の社会消費品小売総額は32兆7569億元(約757.8兆円)となり、前年同期比1.1%増加した。自動車を除く消費品の小売額は30兆1764億元(約698.2兆円)で、同2.7%増となった。
8月単月の社会消費品小売総額は3兆9824億元(約92.1兆円)で、前年同月比0.4%増にとどまった。自動車を除く消費品の小売額は3兆6545億元(約84.5兆円)で、同2.5%増となった。
地域別にみると、1~8月の都市部の消費品小売額は28兆3743億元(約656.3兆円)で、前年同期比1.0%増加した。一方、農村部は4兆3826億元(約101.4兆円)で、同2.3%増となり、都市部を上回る伸びを示した。
8月単月では、都市部の小売額が3兆4457億元(約79.7兆円)で前年同月比0.2%増、農村部は5367億元(約12.4兆円)で同1.6%増となった。
消費形態別では、1~8月の商品小売額が29兆203億元(約671.8兆円)で、前年同期比1.0%増加した。飲食業の売上高は3兆7366億元(約86.4兆円)で、同2.4%増となり、商品小売を上回る伸び率となった。
8月の商品小売額は3兆5280億元(約81.6兆円)で前年同月比0.3%増、飲食業の売上高は4544億元(約10.5兆円)で同1.1%増だった。
小売業の業態別では、一定規模以上の小売企業のうち、1~8月のコンビニエンスストアの小売額が前年同期比5.5%増、スーパーマーケットが3.8%増加した。
一方、専門店は2.2%減、百貨店は3.0%減、ブランド専門店は10.0%減となった。小売業では、業態によって消費動向に差がみられる。
1~8月の全国のオンライン商品・サービス小売額は13兆4766億元(約311.8兆円)で、前年同期比4.6%増加した。
このうち、オンライン商品小売額は8兆4195億元(約194.7兆円)で、同4.3%増。品目別では、食品が15.9%増、衣料品が4.9%増、日用品などの「用類」商品が1.1%増となった。
オンラインサービスの小売額は5兆571億元(約117.1兆円)で、前年同期比5.1%増加した。
中国の消費市場は1~8月に緩やかな伸びを維持したものの、8月の社会消費品小売総額は前年同月比0.4%増にとどまった。一方、自動車を除く小売額は2.5%増となっており、消費市場全体では分野によって伸びに差が生じている。
特にオンライン消費や飲食、農村部の消費が比較的高い伸びを示す一方、百貨店やブランド専門店などでは前年を下回った。2026年の中国消費市場は、こうした業態・分野ごとの違いが鮮明になっている。
(中国経済新聞)
