第22回中国(深圳)国際文化産業博覧交易会(文博会)が5月21日から25日まで、広東省深圳市で開催された。中国を代表する文化産業イベントとして、国内外の企業や機関が集結し、中国文化産業の発展成果と国際的な交流の広がりを示した。
今回の文博会では、初めてAPEC経済圏の特設展示エリアを設置。オンラインとオフラインを合わせ、6312の出展主体が参加し、前回を32社上回った。会場では12万点超の文化関連製品やコンテンツが披露され、文化産業の高度化やデジタル化の進展が注目を集めた。

来場者が文博会の北京ブースで、POP MARTの「THE MONSTERS」とFIFAワールドカップのコラボトイを見学した。
展示分野は、伝統工芸や文化IPに加え、アニメ、ゲーム、映像、AI技術を活用したデジタルコンテンツなど多岐にわたった。文化とテクノロジーの融合を背景に、新たな文化消費市場の拡大も印象づけた。
海外からの参加も活発で、65の国・地域から310社がオンライン・オフライン形式で出展。このうち42の国・地域、148社が現地参加し、それぞれの文化やコンテンツを紹介した。深圳を舞台に、多様な文化資源が交わり、国際的なビジネス交流や協力機会の創出につながった。
会期中にはフォーラムや商談会、文化体験イベントも相次いで開催され、文化産業分野における国際協力や市場開拓をめぐる議論が活発に行われた。
今回の文博会は、世界の文化資源を集約する展示の場であると同時に、中国が文化分野で対外開放を進める姿勢を示す機会ともなった。文化交流を通じた相互理解の深化と、中国文化産業の国際的な存在感向上を印象づけるイベントとなった。
(中国経済新聞)
