「排外」ではなく「排悪」とすべきだ

2026/01/22 11:19

30年以上にわたる日本での生活で、この国がいい国で住みやすいと思われる理由について、まず応対が礼儀よく親切(いわゆる「おもてなし」)であること、次に外国人も日本人と同じ社会保障を受けられること、そして四季がはっきりして風景もいいこと、との三点であるとかねてから思ってきた。

 しかし最近の日本は、政治面から社会の隅々まで、あれこれと理由をつけて外国人を「侵入者」や「社会のトラブルメーカー」と見なし、「線引き」対応をしたり、時に差別をしたりしているようだ。

 最近発生した外国人への「ラーメン事件」は、その典型例である。

 大阪市の中心部にある人気のラーメン店「我道家」が最近、外国人に「二重価格」を設定したことで論議を呼んでいる。券売機に複数の言語が設定され、日本語でメニューを選べばラーメンは安くて1000円程度だが、英語など他言語であれば2000円近くに跳ね上がる。ある中国人観光客が、食べ終わった後に値段が違うことに気づいて差額の返金を求めたが、30分近く言い争った末、店は警察に通報するなどと言った。

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