西安護城河の水系、70余年ぶりに全線開通——千年の水路が再びつながり、「城と河が調和する景観」が復活

2026/01/21 12:45

新華社の報道によると、1月20日、西安駅周辺の護城河区間で、延長859メートルの暗渠(地下水路)改修工事が完了し、西安護城河の水系が70余年ぶりに全線でつながった。これにより、長年分断されていた水の流れが回復し、護城河は再び一周する形となった。

西安護城河は、唐代末期に掘削が始まり、明代に現在の姿が整えられた、千年以上の歴史を持つ人工の環状河川である。明代の城壁の外側を取り囲むように巡り、城壁とともに古都・西安の防御体系を形づくってきた。今回の全線開通によって、「城と河が寄り添い、澄んだ水が城を巡る」という往時の景観が、現代に甦った。

現在の護城河は、防衛のための施設としてだけでなく、都市の生態環境を支える景観資源であり、あわせて洪水時の水をため、流量を調整する役割も担っている。こうした多面的な機能が評価され、国家水利風景区にも指定されており、市民の憩いの場として親しまれている。 今回の水系全線開通は、歴史的遺産の保護と都市機能の向上を両立させた取り組みの成果であり、古都・西安の都市景観と水文化に新たな魅力を加えるものとして注目されている。

(中国経済新聞)