中国の広州で7月19日、国民的アニメ「喜羊羊と灰太狼」の20周年記念作でシリーズ10作目となる映画「喜羊羊と灰太狼 異国の夜明け」のプレミアショーが行われた。

「可愛さ全開で20年越しの約束へ」と題したこのショーは、総監修の黄偉明氏、監修の黄暁雪氏、監督の陳輝衍氏と梁嘉琪氏、脚本の呉潮威氏と郭敏棋氏、プロデューサーの蔡瑞瓊氏、美術監督の梁耀栄氏、さらには灰太狼役の張琳、喜羊羊役の祖晴、小光役の袁鶯丹といった声優陣などスタッフやキャストが勢揃い。多くの観客や親子連れと共に、可愛さと感動に満ちたファンタジーアドベンチャー「光の大陸」の幕を開けた。

まずは元気いっぱいのオープニングダンスが披露され、キャストやスタッフがステージに現れてムードは一気に盛り上がった。感動的な「20周年セレモニー」では、総監修の黄偉明氏がスタッフを代表し、「喜羊羊と灰太狼」シリーズをこれまで支えたすべてのファンに感謝の気持ちを伝えた。

そして20周年を象徴する特大のバースデーケーキがゆっくりと運ばれ、観客もキャストやスタッフに誘われて定番のテーマ曲「ただのヒツジだけれど」を大合唱。なじみのメロディーが会場に響き渡る中、幼いころの思い出がよみがえり、ほのぼのとしたムードに包まれた。

会場には喜羊羊や灰太狼などヒツジ村の守護者たちもサプライズで登場。上映後に会場のファンを前に今回の作品への思いや期待を語り合った上、可愛らしい「喜羊羊」と「灰太狼」も終始盛り上げ、大人も子どもも楽しい笑顔に包まれた。声優の張琳が観客のリクエストに応えて灰太狼の声色を演じ、観客もたちまち無邪気な幼年時代へと引き戻されて、大きな歓声が上がった。

映画「喜羊羊と灰太狼 異国の夜明け」は、広州奥飛動漫文化伝播などの制作で、7月26日より中国全土で公開される。

喜羊羊と灰太狼

(中国経済新聞)