中国初、ロボットによるサッカー3v3 AI大会開催 清華大学のチームが優勝

2025/06/29 13:30

中国で6月28日、2025世界人型ロボット運動会における初のテストマッチとして、初めてのサッカーの3v3 AI大会が行われた。グループリーグを勝ち抜いた清華大学の「火神」、中国農業大学の「山海」、清華大学未来実験室の「Power智能」、北京信息科技大学の「Blaze光熾」の4チームが決勝トーナメントに進出、決勝戦では「火神」が5:3で「山海」を下した。

この大会は、競技仕様としてのプラットフォーム(人型ロボット)を登場させてAIの応用シナリオマップにより戦い、ロボットの技術力を検証するものである。中国では人型ロボットについて、先ごろ世界初のハーフマラソン大会が開催され、今回はサッカー大会も行われるなど、運動競技が基幹技術の検証や産業促進の場になっている。ロボットの開発や製造、活用など産業チェーン全体の成長を促しているほか、ロボットに対する見方も大きく変わって、技術面も含めて将来性が一段と期待されるようになっている。

(中国経済新聞)