上海の消費財小売総額が初めて減少

2025/02/2 08:30

中国最大の消費都市である上海の2024年の消費財小売販売総額は2023年より減少した。 上海市統計局がこのほど明らかにしたところによると、2024年の上海市の消費財小売総売上高は1兆7940億元(約38兆4300億円)で、2023年より3.1%減少した。 上海の消費財小売総売上高が減少したのは、改革開放46年間で初めてのことである。

業種類別では、最大のシェアを占める卸売・小売業が前年比2.9%減、宿泊・飲食業が同5.4%減と最大の落ち込みとなった。 商品類別では、食料品の売上高は前年比1.6%増加したが、衣料品、消費財、燃料の売上高はそれぞれ前年比0.6%、5.6%、8.9%減少した。

上海市統計局によると、穀物、石油、食料品の売上高は、生鮮食品と食料品の大型プラットフォームが牽引し、前年同期比10%増加した。 使用品については、9月にファーウェイとアップルの新型携帯電話が発売されたことにより、通信機器の小売売上が大幅に伸び、前年同月比21.6%増となった。

上海の自動車販売台数も減少幅が拡大した。 上海市統計局のデータによると、2024年の自動車の販売額は17.9%減少し、その中、新エネルギー車は10.5%減少した。 上海市統計局によると、自動車販売を向上させるための自動車下取り補助金の実施から第3四半期は一定の引き込み効果があるが、全体的な効果は大きくないという。

実際、上海の消費減少は2024年3月から始まっており、上半期、上海の社会小売総額は前年同期比2.3%減少し、6月には10%近く減少した。

(中国経済新聞)