1月27日、中国のAIモデル「ディープシーク(DeepSeek)」騒動でエヌビディア(NVIDIA)などの米ハイテク株が急落する前に、米海軍はすでに内部メールでディープシークが開発したAIモデルの使用禁止を通達していたと、CNBCなどの米メディアが報じている。
1月24日、米海軍が内部関係者(メールでは「船友」と呼ばれている)に宛てたメールには、次のように書かれていた。 DeepSeekと呼ばれる新しいAIモデルに関する重要な(政策の)アップデートをお知らせします。」
そのメールによれば、「DeepSeekの大規模なモデルの起源と使用に関連する潜在的なセキュリティおよび倫理的問題」を考慮し、米海軍の職員はDeepSeekのAIモデルを「いかなる立場においても」使用することは許可されない。
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メールでは、米海軍の職員はDeepSeekのAI技術を 「職務に関連する作業や個人的 」に使用することはできず、「いかなる方法においてもDeepSeekのモデルをダウンロード、インストール、使用してはならない 」と強調されている。
米海軍の広報担当者は米メディアにこのメールの信憑性を確認し、DeepSeekの使用禁止は米海軍の最高情報責任者(CIO)が以前に発表したAI生成に関するポリシーの中に記載されていると述べた。
メールは米国東部標準時の1月24日午前に送信され、宛先はオペレーショナル・ネイビー(米海軍作戦部)であった。 つまり、このメールは海軍全体のメモである。
(中国経済新聞)