中国テニスの鄭欽文選手、パリ五輪メダリストの表彰大会で金言

2024/08/23 07:30

北京の人民大会堂で8月20日午後、パリでの第33回オリンピックに参加した中国選手団の表彰大会が開催された。選手たちが一堂に集まり、国際舞台で収めた輝かしい成績への祝福を受けた。

卓球の馬竜、樊振東、陳夢、孫穎莎、王楚欽の各選手、飛び込みの全紅嬋選手、競泳の潘展楽、張雨霏選手、テニスの鄭欽文選手らが赤と白のスーツを身にまとい、気高さをアピールした上にみなぎる若さを感じさせてくれた。

(左2:競泳の潘展楽選手;左3:卓球の馬竜選手;右1:テニスの鄭欽文選手)

中国テニス界の誇りである鄭選手は、長旅をものともせず栄光とともに帰国し、盛大なこの式典に参加した。

鄭選手はメディアの取材に対し、「若い世代がこの世界を見据えられる、これこそ常に進歩する中国の象徴だ。この世界に立ち向かえることができたからこそ、本来のもので強い自分をアピールできた」と語った。

テニスの鄭欽文選手

また鄭選手はスポーツマンシップについて、「最高の自分、つまり『より速く、より強く』への挑戦ではあるが、必ずしも人と張り合うことではなく、力の及ぶ範囲でベストを尽くすことだと思う。自分を裏切らない、これこそスポーツマンシップだと思う」と語った。

また競泳の張選手は、死力を尽くした証となる複数のメダルを携え、充実した笑みを浮かべて元気よく姿を見せた。

競泳の張選手

発熱を押して出場した200メートルバタフライで銅メダルを獲得した張選手は、「病院に行くつもりだったけれど、やっぱり力を尽くそうと思った」と言った。「棄権したらこのメダルはなかった。会場で観客が中国の国旗をもって応援してくれている様子を見て、14億の中国人が支えてくれていることを感じた」と述べている。

飛び込みで2冠を達成した全選手は、情熱を抱えた人を素直で真面目な話し方で激励した。「あきらめてはダメ。途中であきらめたくなる時もあるけれど、それで終わってしまったら結果などわかるはずもない。夢があれば失敗を恐れず追いかけることだ」と述べている。

(中国経済新聞)