米テスラ、中国で160万台以上リコール 

2024/01/8 14:30

数日前、テスラ(上海)有限公司とテスラ・モーターズ(北京)有限公司は、「欠陥自動車製品リコール管理条例」および「欠陥自動車製品リコール管理条例実施方法」に基づき、中国国家市場監督管理総局にリコールを届け出たと発表した。

第一の対象は、2022年10月26日から2023年11月16日に製造された一部の輸入車「モデルS」および「モデルX」の合計7,538台。これらの車両は、ドアのロックに問題があり、衝突時に非衝突側のドアラッチが外れ、安全上の問題が生じるおそれがある。テスラは、対象車両のソフトウェアを無線アップデート(OTA)技術により無償でアップグレードする。これにより、ユーザーは店舗に行くことなくアップデートを完了し、安全上の問題を解消することができる。また無線アップデートが不可能な車両については、テスラのサービスセンターがユーザーに連絡し、潜在的な安全上の問題を解消するための無償でソフトウェアの更新を行う。

第二の対象は、2014年8月26日から2023年12月20日までの間に製造された輸入車「モデルS」「モデルX」「モデル3」および中国国内で製造された「モデル3」「モデルY」の合計16万1,105台。これらの車両は、「Autosteer(オートスティア)」機能が有効になっている場合、ドライバーが運転支援機能を誤って使用し衝突のリスクが高まる可能性がある。テスラは、OTA技術を通じてリコール対象車両のソフトウェアを更新することで、衝突のリスクを低減するとしている。また、このリコールは段階的に実施され、無線アップデートができない車両については、テスラのサービスセンターがユーザーに連絡し、無償でソフトウェアの更新を行う。

(中国経済新聞)