中国のキャッシュレス決済大手「アリペイ」は最近、「趣味のコミュニティー」というSNS機能の運用テストをしている。遊び相手になる人を発見し、コミュニティー内でトレンドライフを味わいつつ同じ趣味の人と知り合えるというものである。現在はまだテスト段階という。
アリペイAppの情報画面の上部をタップすればこの画面が開く。このコミュニティーは、サークルで付き合うを広めるもので、自分の趣味に応じてウォーキングやサイクリング、車での魚釣りなど様々なサークルに加入できるほか、「近くの人気イベント」といった欄もあり、仲間を見つければ参加申し込みができる。
アリペイは、2016 年、SNSに乗り出して「サークル」の機能を設け、グループや趣味に応じて様々なコミュニティーを作っている。
ただこの中で、「学園日記」と「ホワイトカラー日記」という人気サークルが問題となり、アリペイが非難を浴びている。女性限定で画像や情報を発表し、男性が「いいね」を発し投げ銭をするもので、信用ポイントの「芝麻信用」が750点を越えればコメントが出せる。少しでも投げ銭を得ようといかがわしい画像をアップする女性も出てきている。
アリペイはこうした問題について、謝罪した上、「違法行為となりそうなサークルはすべて即時解散し、常軌を逸した画像を発表したユーザーはアカウントを永久削除しログイン不可とする」とコメントした。
（中国経済新聞）