日産(中国)投資有限公司は、日産自動車が中国の名門大学・清華大学と共同で研究センターを設立し、2024年から共同研究を行うことを発表した。
研究は、充電インフラ、電池のリサイクルと再利用、エネルギー管理など、電気自動車(EV)エコシステムにおける企業の役割と社会的責任に焦点を当て、Z世代に向けたマーケティングに関する研究も行われる。
また、日産自動車と清華大学は、今回の共同研究プロジェクトにおいて、協力関係を更に強化し、2016年から継続する共同研究、人材育成、交流を含む包括的な協力覚書を締結した。
内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は「今回の共同研究を通じて、中国市場に対する理解を深め、消費者ニーズに合致した戦略を展開していきたいです。同時に、共同研究の成果を社会に還元し、中国の経済発展と持続可能な社会の発展に貢献していきます」と述べた。
日産は、よりクリーンで、安全、且つ包括的な社会の構築に取り組んでおり、「中国で、中国と世界のために(在中国,為中国和世界)」の理念のもと、中国市場において持続可能な企業となることを目指している。清華大学との協力は、日産が中国市場において電器駆動とインテリジェントモビリティを推進し、持続可能な発展を実現するための一助となることが期待される。
(中国経済新聞)