183億円横領の元支店長、無期懲役の判決

2023/12/14 20:30

2023年12月13日、広東省江門市中級人民法院は、中国銀行開平支店の元支店長・許国俊(シュ・ゴウジュン)による公金横領・横領事件の判決を発表。その中で、徐国俊に対し、横領・横領罪の併科により、無期懲役、終身政治権剥奪の判決を下し、犯罪収益を回収することを決定。徐国俊被告は、裁判所の判決に従い、控訴しない意向を示した。

中国銀行開平出張所の事件は、新中国最大の銀行横領事件として知られている。1993年から2001年にかけて、被告人「徐国俊」は、中国銀行開平支店の支店長という職務を利用し、許超凡、余振東と共同で、銀行から資金を得るために不正融資を申請したり、企業の融資返済資金を流用したり、直接資金を移動させる方法により、総額9億元(約182.7億円)以上の公的資金を横領した。

許国俊は、2001年に国外逃亡。2002年に国際刑事警察機構から国際手配され、2021年に米国から中国に強制送還された。

(中国経済新聞)