湖北省武漢市、「超大都市」に格上げ

2023/07/24 23:30

中国の国務院常務会議で7月21日、「超大都市、特大都市での『城中村』の改造実施に関する指導意見」が採択された。

中国の住宅・都市建設省が2022年10月に発表した「2021年都市建設統計年鑑」によると、湖北省武漢市は2021年末現在で市街地の人口が1000万の大台を超えて1094万人に達し、周辺地域も合わせると1477万人となり、これまでの「特大都市」から「超大都市」に格上げされた。

中国国務院は2014年に、「都市規模の分類基準変更に関する通達」として、市街地の常住人口が1000万人以上の都市を「超大都市」に、同じく500万人以上1000万人以下の都市を「特大都市」と定義している。

武漢はこのところ続々と人材が集まり、6年連続で転入者が増え、魅力ある都市のトップグループに入っている。2017年~2022年に大学を卒業し就職または創業した人の数は205万人以上で、2022年のGDPは1兆8866.43億元(約37.2兆円)、中国の地域別で再び8位まで盛り返している。

武漢市の国土空間「第14次5か年計画」によると、2025年には常住人口が1380万人、都市整備用の面積は1200平方キロメートルとなる見込みである。

中国で「超大都市」は、2021年末現在で上海、北京、深セン、重慶、広州、成都、天津、武漢の8か所である。

(中国経済新聞)