上海、一部でロックダウンを解除 買い物などOKに

2022/05/1 18:10

中国・上海は3月28日からロックダウンを始め、すでに1か月以上が経過した。

5月1日、上海市は新型コロナウイルスに関する記者会見で、16の区のうち6か所について市中感染者がゼロになったとし、買い物やエリア内での活動を認めると発表した。

4月30日の上海市の新規感染者数は7872人で、うち無症状が7084人であった。また死者は38人で平均年齢は80.9歳とのことである。

上海市の顧洪輝副事務局長は会見で、「この1か月間、全国各地からの支援や市民全員の努力により、コロナ対策がひとまずの成果を上げた。1日の感染者数はピーク時に27605人であったが、今は減少傾向にある」と述べた。

顧副事務局長は、奉賢区、金山区、崇明区、青浦区、松江区、普陀区についてほぼ市中感染者がなくなり、団地の敷地から出てスーパーマーケットや病院、薬局などに行くことを認めると発表した。また交通機関も徐々に運行を再開し、自家用車で区内を走行しても構わないと発表した。

解除基準を満たしていない黄浦区、静安区、徐匯区、長寧区、虹口区、楊浦区、宝山区、閔行区、嘉定区については引き続き厳しい規制を行い、団地内での活動や7日間で各世帯1人のみの買い物を認める。また、浦東新区は部分的に開放するという。

上海市は、5月1日から7日にかけて、区ごとに「PCR+抗原」といった検査体制を実施する。これまでにPCR検査を行わなかった場合は、地元の健康コードである「随申コード」が黄色になり、スーパーや病院などに入ることができない。

(中経 李佳)