1997年生まれの女子大学生が副鎮長候補者に選出

2023/06/13 23:11

江蘇省昆山市巴城鎮で、1997年生まれの女子大学生が副鎮長の候補者に指名されたと伝えられた。

昆山市が発表した「上級幹部就任前の公示」によると、この女子大学生は譚梦妮(Tan Mengni)さんといい、1997年11月生まれ、共産党党員であり、現在は巴城鎮の四級主任である。これについてネットでは、「本人の略歴が検索できない」、「今回の抜てきにおける選考基準に興味がある」とのコメントが出ている。

譚さんは以前に、共産党員のホームページで江蘇省昆山市巴城鎮人民政府として記事を何度も掲載している。そのうち「赴任3年の『三言目』」といったタイトルで、「2019年8月のある日、初めて江蘇省昆山に来た日、そして初めて巴城に来て、農村を訪れた日」と書かれていた。これにより譚さんは「選調生」として2019年8月に巴山鎮で勤め始めたことがわかる。

「選調生」とは、中国にある各省の党委員会組織部門が、計画的に大学や大学院を今年度卒業予定の品行方正で優秀な学生を地方の仕事に就かせることだ。運営にあたる党幹部と県以上の政府機関で、能力の高い後継者を重点的に育成するためのグループの略称である。

今回の候補者抜てきについて、昆山市の幹部監督科の担当者は、「通常の流れに沿ったものであり、ホームページ上でも事前公表している。問題があれば通報しても構わない」と答えている。

(中国経済新聞)