江西省、大雨により49万7000人が被災

2023/05/9 15:21

中国南部で5月5日から8日にかけて降り続いた大雨により江西省、福建省、広東省の各地で被害が出ている。

中国国営中央テレビによると、江西省では今回の大雨により、49万7000人が被災、経済損失は5億2000万元(約101億4100万円)にのぼっている。特に被害が大きかったのは福州市、吉安市、宜春市、信余市、萍郷市、上饒市、贛州市の7市43県で、1万4000人が緊急避難、67万7000ヘクタールの農地で作物の被害が出ている。

福建省では7日午前1時40分頃、同省の竜岩市新羅区に位置する鉄山平林村で、地元の政府関係者4人が河川の水位を確認していたところ、突然橋が崩落し流された。村の担当者によると、まだ4人は見つかっておらず、現在500人の救助隊を動員し捜索活動が続いている。

広東省では7日未明から116の地域で大雨暴風警報が発令され、同省の東に位置する仏岡県では1時間の降水量が90ミリに達し、河川の水位が上昇している。

(中国経済新聞)