中国は2023年の大学卒業生がまたも過去最高となる1158万人に達し、その進路に注目が集まっている。
求人サイトの「智連招聘」は3月中旬から4月中旬にかけて、学歴、学部、大学別に見た就職に関する進路や期待感、心構え、行動、活動状況などの現状を調査し、その結果を「2023年大学生就業力調査報告」として発表した。
これによると、今年度卒業予定者で就職活動をしている学生のうち、4月中旬の時点でoffer(内定)を獲得した割合は去年より3.7ポイント増えて50.4%であった。去年のこの時期はコロナが深刻で採用活動を控える会社などが相次いだため、就職活動にかなりの支障が出たが、今年は感染対策の緩和で採用も回復し、学生も積極的に動いたのでoffer獲得率も上昇した。