中国人民政治協商会議の周世虹（Zhou Shihong）委員は最近のインタビューで、犯罪を犯した者の子供や親戚が入隊、公務員試験、重要な役職に就く際に受ける制限を撤廃するべきだ、と述べた。また家族が犯罪を犯した場合、その子供や親族にも同様に犯罪性があるという科学的根拠はないとした。
周氏は加えて、父親が犯罪を犯したら、子供も悪い人間だと断定して良いのでしょうか。子供の進学や就職を制限するのは科学的根拠に基づいておらず、このような考え方は法治国家および現代文明に反している。罪を償うのは犯罪を犯した当事者であって、その犯罪により家族が同様に影響を受けるのは非科学的だ、と述べた。
公開されている資料によると、周氏は1963年4月に安徽省無為（Wuwei）市で生まれた。修士課程修了（法学修士）で一級弁護士の資格を持つ。1986年8月から仕事を始め、2004年には、安徽省司法庁と省弁護士協会から安徽省優秀弁護士及び十佳（特に優れた10人）弁護士に選ばれている。
（中国経済新聞）