中国の自動車界は今、国内市場の伸び悩みを受けて主力メーカーが海外戦略を拡大している。また新エネルギー車は競争の激化や需要の変動で台数がやや縮小しているが、普及率は着実に上昇している。
中国および香港で上場している自動車メーカー23社の2026年3月販売台数は計210.35万台で、ほぼ前年並みであった。このうち主力各社は輸出がかなり好調で、長安汽車、吉利汽車(ジーリー)は前年の2倍増、奇瑞集団、BYD、上汽集団は同じく40%以上の増加だった。
また同じく3月の新エネルギー車(乗用車、商用車)の販売について、発表済みの19社の合計台数は前年同月を2.13%下回る約102万台であった。ただ新エネルギー車の普及率は約49.52%で、1月以降安定上昇している。うち蔚来(NIO)、広汽集団、嵐図汽車(VOYAH)は販売数が前年同月を50%以上上回った。
3月の販売台数をメーカー別に見ると、上汽集団が37.59万台でトップ、以下BYD、長安汽車、奇瑞集団が僅差で続いている。また販売台数を前年同月と比較すると、NIOが100%以上、VOYAH、零跑汽車(Leapmotor)、千里科技が30%以上の増加を果たした。一方で曙光股份、金竜汽車、シャオミ汽車は25%以上もダウンしている。

また3月の販売台数の前年同月比較について、2026年2月と比べるとNIO、千里科技、VOYAH、賽力斯(セレス)などは大きく上昇したが、曙光、金竜などはやや伸び悩んだ。
中国は自動車市場が後退気味であるが、主力各社は輸出により業績をしっかり支えていることがわかった。奇瑞集団は3月の輸出台数が全販売数の62%にあたる14.88万台で、販売台数は前年比で72%増であった。BYD、長安、吉利、上汽は3月、輸出の割合が3割以上を占め、うち長安、吉利は輸出台数が前年の2倍であった。
また自動車界で資本関連の動きも進んでいる。東風集団の子会社であるVOYAHは3月に香港で上場し、同時に東風集団が非公開化し上場を廃止した。VOYAHは3月の販売台数が前年同月比50.13%増の1.5万台で、1-3月の合計では同じく前年同期を30.22%上回る3.39万台であった。
3月の新エネルギー車販売台数の上位3社を見ると、BYDが30.02万台、吉利が12.73万台、上汽が11.31万台であった。また前年比増加率はNIO、広汽集団、VOYAHが50%以上、千里科技、シャオミなど8社が前年割れとなった。
2026年2月と比べた販売台数の前年比較は、広汽集団、NIO、セレスは3月にかなり伸びており、シャオミ、北汽藍谷、吉利は増加率が10ポイント以上下がっている。 公開情報によると、Leapmotorは3月の納入台数が前年同月より34.87%増えて今年初めて5万台となり、改めて大台を回復した。また1-3月の販売数は前年同期比で25.82%増の11.02万台であった。
(中国経済新聞)
