2026年3月31日、中国兵器工業集団北方公司が完全に自主開発した大型運投ドローン「長鷹-8(CY-8)」が、鄭州上街空港で初飛行に成功した。この飛行により、中国は世界最大規模の貨物輸送用無人機として7トン級固定翼「無人空中重トラック」の実用化に向けた重要な一歩を踏み出した。
首飛では、2基の国産ターボプロップエンジンを自動起動させた後、長鷹-8は滑走路を約200〜280メートル滑走しただけで滑らかに離陸。約30分間の飛行中、飛行制御、航法・電子機器などの主要システムについて、精密な検証を完了した。その後、安定した着陸とブレーキで無事に帰還した。飛行は人工監視下で智能システムが主導し、各システムは良好に作動したという。

長鷹-8は、主に物流輸送を目的とした大型無人機で、翼展25メートル、機長17メートル、機高4.5メートルという堂々たるサイズを誇る。簡易滑走路でも短距離離着陸が可能で、最短200メートル程度の離着陸能力を持つ。最大離陸重量は7トン、最大有効搭載量は3.5トン、貨物航程は3000キロメートル以上に達し、実用上昇限度は8000メートルとされる。
特に注目されるのは、18立方メートルの超大型貨物室だ。前後ダブルドア構造を採用し、多様な標ー準航空コンテナや専門の冷蔵・冷凍輸送ボックスに対応可能。装卸作業は最短15分で完了するため、物流の回転効率を大幅に向上させる。また、1700着以上の防寒服や700張の救難テントを一度に搭載できるなど、緊急物資輸送にも適している。
長鷹-8の強みは、優れたシーン拡張性にある。2基の国産ターボプロップエンジンに加え、高精度空投技術、低エネルギー消費型防除氷技術、一駅多機指揮制御技術など、中国独自の7大コア技術と充実した特許網を基盤としている。これにより、遠隔地物流輸送、緊急救援物資投下、国境地域への物資補給、複雑地形での作業など、多様な用途への展開が期待される。特に、高原や離島など交通の不便な地域への定常的な物資補給を実現し、低空経済の発展や国家緊急保障システムの構築に不可欠な装備となる。
(中国経済新聞)
