CCTVの報道によると、開催中の第14期全国人民代表大会(全人代)第4回会議で5日、「部長通路」と呼ばれる記者対応の場に登壇した中国工業・情報化部の李楽成部長は、中国における人工知能(AI)の発展状況について説明し、一定規模以上の製造業企業でAI技術の導入率が30%を超えたことを明らかにした。
李氏によると、中国のAI技術はこの1年で急速に普及し、産業や生活のさまざまな分野に広がっている。特に中国発の大規模AIモデルが世界へ進出しており、過去1年間で中国のオープンソースAIモデルのダウンロード数は世界最多となったという。

また、AIツールの産業分野での活用も進んでいる。2025年末時点で、一定規模以上の製造業企業におけるAI技術の活用率は30%を超え、生産効率の向上や品質管理の高度化に役立っていると説明した。
さらに、AIは消費分野でも存在感を高めている。李氏は「スマート端末が人々の生活に深く入り込んでいる」と述べ、中国企業がこれまでに300種類以上のヒューマノイド(人型)ロボット製品を発表していることも紹介した。
中国政府はAIを新たな生産力を生み出す中核技術と位置づけており、今後も産業への応用拡大と国際展開を進めていく方針だ。今回の発言は、中国がAI分野で技術開発と産業化の双方で存在感を強めている現状を示すものとなった。
(中国経済新聞)
