杭州で2頭のパンダがわずか2日間で相次いで亡くなった

2026/03/3 11:45

2月28日、中国パンダ保護研究センターが公式に発表した情報によると、杭州野生動物世界にいたパンダ「半半(Banban)」と、杭州動物園にいた「香果(Xiangguo)」が、わずか1日違いで相次いで亡くなったことが明らかになった。具体的には、「半半」は2月9日、「香果」は2月10日に、病気の治療が効かず息を引き取ったという。

このニュースは瞬く間にネット上で拡散され、多くのネットユーザーが「あまりにも可哀想」「信じられない」と悲痛な声を上げている。同じ都市で、ほぼ同時に2頭の国宝級の動物が失われるという異例の事態に、世界中のパンダファンたちが胸を痛めている。

公式発表によると、専門家チームがすぐに立ち上がり、剖検と検査を実施した結果、死因はどちらも消化管の急性腹症であることが判明した。「半半」は腸閉塞が原因で、「香果」は腸間膜捻転が引き起こした多臓器不全だった。

これらの病気は、飼育下のパンダにおいて特に重篤な致死疾患として知られている。腸間膜捻転の場合、致死率はほぼ100%に近く、腸閉塞でも約60%と非常に高い。たとえ早期発見・治療を行ったとしても、命を救うのは極めて難しいと言われている。

パンダは主食が竹であり、竹の繊維は非常に硬く粗いため、長期間摂取することで消化管に大きな負担がかかる。また、この種の消化器疾患の初期症状は非常にわかりにくく、パンダ自体が痛みに非常に強い動物であるため、飼育員や獣医師が異変に気づくのが遅れがちだ。症状が明らかになった時には、すでに病状が深刻化しているケースが少なくない。

今回の事件を受け、多くの人が「飼育管理に問題はなかったのか」「感染症の可能性は?」と疑問を投げかけたが、公式の剖検結果により、そうした懸念は払拭された形となっている。

当局は速やかに対応を発表。杭州野生動物世界と杭州動物園の両パンダ館に対して、即日閉館・全面整改を命じ、飼育管理体制と医療体制の徹底的な点検を実施する。また、杭州に残っていた残りの2頭——「壹壹(Yi Yi)」と「春生(Chun Sheng)」については、安全を最優先に、中国パンダ保護研究センターおよび成都パンダ繁育研究基地へそれぞれ移送し、より専門的なケアを受けることになった。

(中国経済新聞)