中国でプレハブ食品を巡る論争激化

2025/10/5 14:30

中国の飲食業界において、プレハブ食品(中国語名「予製菜」)を巡る論争が近日大きな注目を集めている。著名なネット意見リーダーである羅永浩氏と飲食チェーン「西貝の創業者・賈国龍氏との対立は、プレハブ食品の使用に関する透明性や品質、消費者認識のギャップを浮き彫りにした。この論争は、単なる企業と個人の対立を超え、飲食業界全体の規範化や消費者の信頼回復に向けた議論を加速させる契機となっている。

 論争の発端

 9月10日、羅永浩氏は中国のSNSプラットフォーム「微博(ウェイボー)」において、西貝の料理がプレハブ食品であり、価格が不当に高いと批判する投稿を行った。彼は、「西貝での食事が久しぶりだったが、ほぼ全てがプレハブ食品で、価格も高すぎる。非常に不快だ。国は早急に法律を制定し、飲食店にプレハブ食品の使用を明示するよう義務付けてほしい」と述べた。この発言は、消費者の間でプレハブ食品に対する不信感や疑問を呼び起こし、瞬く間に大きな反響を呼んだ。

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