SpaceX、「スターシップ」の試験飛行に成功

2024/10/16 07:30

アメリカで現地時間10月14日、SpaceXの新たな巨大運搬ロケット「スターシップ」(Starship)の5回目の打ち上げが行われた。実況映像を見ると、長さ71メートル、直径9メートルという「スーパーヘビー」(Super Heavy)のブースターが高さおよそ74キロメートルのところで宇宙船を分離し、地上の発射台にあるアームにより回収された。初めての試みで「箸でキャッチ」という快挙を成し遂げている。

SpaceXの通信マネージャーであるDan Huot氏はネットでのライブ配信で、「冗談を言ってるの?さっき見た光景はまるでマジックみたいだった」「技術が発達している今の時代で、さっき起こったあらゆる出来事は見事なもので、体中が震えている」と述べた。

カリフォルニア州ホーソーンにあるSpaceXの本社で歓声が沸き起る様子も配信された。エンジニアのKate Tice氏は「プロジェクトの歴史に残る1日だ」と述べ、同じくエンジニアのJessie Anderson氏は「今でも信じられない。懸命に涙をこらえている。箸でブースターをつかんだのと同じように」と述べた。

(中国経済新聞)