中国税関総署が11月18日に発表したデータによると、最初の10カ月間の中国の携帯電話輸出は6億4,200万台で、前年同期比6.4%減少した。
中国の携帯電話輸出は2015年にピークに達し、合計13億4,300万台が輸出された。その後は年々減少し、2022年には8億2,200万台まで減少した。これは、2022年の輸出台数が2015年比で5億2100万台減少したことを意味する。
中国は携帯電話の最大の製造・輸出拠点だが、世界的な携帯電話消費の低迷により、近年携帯電話の輸出は減少し続けている。市場調査会社カウンターポイントのデータによると、2017年の世界のスマートフォン市場出荷台数は前年比2%増の15億5000万台となった。2018年に初めて減少に転じ、2019年と2020年も引き続き減少傾向となり、2022 年の出荷台数は 12 億台となった。