中国31省の2022年平均年収を発表

2023/11/22 09:00

中国国家統計局の発表によると、2022年の中国全土の都市部の非民間企業の従業員の平均年収は11万4,029元(約236万円)となり、7,192元(約14万9,000円)増加。また都市部民間企業の従業員の平均年収は6万5237元(約135万円)で、前年より2353元(4万8,765万円)増加した。

非民間企業の平均年収が10万元(約207万円)を超えたのは計18省で、そのうち上位10省は上海、北京、チベット、天津、浙江、広東、江蘇、青海、寧夏、重慶で、上海、北京はともに20万元(約414万円)を超えた。上位10省のうち、6省は発展した東部沿岸地域である上海、北京、天津、浙江、広東、江蘇。これらの発展した沿岸地域に加えて、西部地域のチベット、青海、寧夏、重慶もトップ10に入った。

都市部の民間企業の従業員の平均年収では、上海、北京、広東、浙江、江蘇が上位 5 位に入った。中でも、中央政府直轄の二大都市である上海と北京の都市民間企業従業員の平均年収は10万元(約207万円)を超え、広東省は7万7657元(約161万円)に達し、3位の浙江省と江蘇省も7万元(約145万円)を超えた。全体として、民間企業の従業員の平均年収が高い上位 5 つの州はすべて、開発された東部沿岸地域に位置している。

地域差に加え、業種間の格差も小さくない。中国全体で見ると、2022年、都市部の非民間・民間を問わず、雇用者の平均年収の上位3業種は、情報通信・ソフトウェア・情報技術サービス、金融、科学・技術サービスだった。

(中国経済新聞)