エジプト航空は中国に新たな路線を開設し、中国とエジプト間の便数をさらに増やす計画だ。
2023年11月16日午後、上海浦東国際空港にエジプト航空初となるカイロからの直行便が到着。17日早朝には上海からカイロへの直行便が飛び立ち、中国・上海とエジプト・カイロを結ぶ定期便が就航した。
1932年に設立されたエジプト航空は、アフリカで初めて、世界で7番目に設立された航空会社であり、エジプトの首都カイロに本社を置いている。エジプトの国営航空会社として、エジプト航空は20年にわたり中国と関係があり、2003年に中国市場に参入、2009年と2019年にそれぞれ広州と杭州への路線を開設した。
11月16日夜、エジプト航空大中華圏総支配人のムハンマド・ファード(Mohamed Khaled fouad)氏は、中国メディアに対して「中国市場はエジプトにとって非常に重要であり、エジプト航空は中国市場を重視しています。上海からカイロへの直行便の就航は、両国間のさらなる投資の流れを促進し、後押しすることになるでしょう。」と述べた。
週3便の上海‐エジプト便の就航により、エジプト航空が中国市場で運航するフライトは、広州行き7便、北京行き3便、上海行き3便、杭州行き3便の合計週16便となる。
ファード氏は、「新型コロナウイルス流行後、エジプト航空は広州行きの便を週3便から再開し、現在は毎日1便のペースで運航している。北京行きは週3便だったが、現在は週4便に増便を予定しており、杭州行きはコロナ前の週3便に回復。上海は現在週3便を計画しており、来年は週4便に増やしたいと考えています」と述べた。
また、上海国際空港有限公司浦東空港公司の黄錚霖(ホワン・ジョンリン)総経理は、同日夜に行われた上海-カイロ便就航セレモニーで「10月現在、浦東空港の離発着便数は35万4000便、虹橋空港の旅客数は4417万人、貨物・郵便量は280万トンで、それぞれ2019年同時期の83%、69%、95%にまで回復している」と述べた。
(中国経済新聞)