中国国家郵政局のモニタリングデータによると、2023年11月1日から11月11日まで、中国の全国郵便速達企業は前年同期比23.22％増の52億6400万通の速達小包を集荷し、1日平均の業務量は平日の1.4倍であった。11月11日には、1日あたりの取扱量の1.87倍、前年比15.76％増となる合計6億3,900万個の速達小包が集荷された。

2020年、いくつかのEC（電子商取引プラットフォーム）がプロモーション戦略を大幅に調整し、中国最大のEC商戦「ダブルイレブン（独身の日セール）」の速達ピークにも変化が生じた。

この変化により、ダブルイレブンの速達ピークが前倒しされ、ダブル・ピークが出現した。例えば、2021年の国家郵政局のデータによると、2021年のダブルイレブン期間中、速達の業務量は「シングル・ピーク」から「ダブル・ピーク」に変化した。その中で、最初のピークは2021年11月1日に発生。その日、中国は合計5億6,900万個の速達小包を集め、前年比28.5%増加、最初の9年間の1日あたりの平均取引量の2倍以上となった。ピークは 11 月 11 日で、中国は全国で合計 6 億 9,600 万個の速達小包を受け取った。 傾向からすると、ダブルイレブンの第2ラウンドのピークはまだ終わっておらず、速達業者はまだ対応に追われている。国家郵政局のデータによると、今年の速達業務のピークシーズンは11月1日に始まり、2024年の春節前夜まで102日間続くとされている。

（中国経済新聞）