スマホメーカーのファーウェイがこのところSNSを賑わせている。主力機種「Mate 60」のシリーズとして、最新版の「Mate 60 Pro」を予告なしに発売開始し、その直後の8月30日に同じ機種のスタンダード版も売り出し始めた。いずれも国産の「Kirinチップ」搭載を復活しており、中国からすれば心が湧きたつものである。
これら2タイプのうち、機能が優れた「Pro」タイプについて、3つのハイライトを紹介する。
まずは衛星メッセージングであり、移動体通信衛星「天通1号」のシステムを導入し、一般のスマホとしては世界で初めて衛星メッセージングが可能なものになっている。従来の緊急メッセージング機能に比べて即時性が高く、地上ネットワークの電波がなくても通話が可能である。海や山間部、森林や砂漠に赴く屋外の作業者や探検家にとって極めて有用なものである。