中国の航空会社「山東航空」は7月9日午後、「株式上場の終了および廃止に関する公告」を発表した。B株(外貨建て株式)から撤退して深セン証券取引所より上場廃止が決定され、6月15日から15営業日にわたる整理段階を経て、最終取引日が7月7日となった。上場から23年が経過していたが、航空会社として初の上場資格はく奪となってしまった。
公告によると、山東航空は2021年度、監査の結果、期末時の純資産がマイナスとなり、2022年4月1日に上場はく奪のリスクがあるとの警告を受けた。それから最初の年度となる2022年度の決算が今年4月29日に発表され、監査後の期末資産額は深セン証券取引所における上場廃止ライン到達の-78.07億元(約1523億円)となっていた。
(中国経済新聞)