妻夫木聡、長澤まさみ、渋谷将太、鈴木保奈美、奥田英二、浅野忠信など日本を代表する俳優たちが出演し話題を呼んだ『唐人街探偵 東京 MISSION』から3年。同作で主演を務めたワン・バオチャン(王宝強)が監督兼主演で贈る最新作『八角籠中(Never Say Never)』が7月6日より中国で公開される。
中国の映画興行データ分析アプリ「猫眼専業版」によると、公開前の7月2日には試写会と前売り券の総額が2.44億元(約48億6600万円)を突破。評価は10点中9.6点となっている。
本作は、2017年に中国で起きた「闘う孤児(格闘孤兒)」事件を題材にした社会派作品。
ワン・バオチャン演じる向騰󠄁輝(シャン・タァンフイ)はファイトクラブを立ち上げ、身寄りのない子供たちが貧困から抜け出せるよう格闘技を教えていた。だが、子供たちが徐々に頭角を現すなか、過去の動画によって状況は一変してしまう。世間からの容赦ないバッシング、志半ばで村へ戻される子供たち。実力派俳優として有名なワン・バオチャンと演技経験のない現地の子供たちによる渾身の演技が涙を誘う。
中国での公開まで後3日、ワン・バオチャンの監督2作目となる『八角籠中(Never Say Never)』に期待が寄せられている。
(中国経済新聞)