中国商務省で貿易交渉の代表を務める王受文次官は17日、「環太平洋パートナーシップ協定」(TPP)の加盟国に対し、加入する意欲や能力があると示した書簡を送ったと述べた。
王次官は、この日に北京で行われた2023年APECビジネスリーダー中国フォーラムで、現在TPP加入へのプロセスを進めており、2300件余りの条項について全面的な研究や評価をし、加入に必要な改革措置や修正すべき法律や法規を整理していると述べた。
王次官によると、国内の基準をTPPのハイレベルなものに合わせ、対応分野における改革や開放をすでに実施しているという。中国はTPPに加入する「意欲や能力」があり、TPPの基準をクリアーするとし、中国の加入により全加盟国に利益をもたらして、アジア太平洋地域の貿易や投資の自由化へ新たな力が加わると述べている。
(中国経済新聞)