中国、入国時のPCR検査を撤廃、航空会社による陰性証明の確認も不要に

2023/04/26 23:15

外交部の毛寧報道官は25日の定例記者会見で、科学的精度、安全、秩序の原則に沿って、海外との人員往来を更に円滑にするため、新型コロナウイルスの水際対策を緩和すると発表した。

4月29日より新型コロナウイルスの感染拡大防止策として入国者に義務付けていたPCR検査を撤廃し、48時間以内の抗原検査へと移行する。また乗客が搭乗する前に行っていた航空会社による陰性証明の確認も不要になる。

毛寧報道官は「中国は今後も新型コロナウイルスの状況に応じて防疫対策を科学的に最適化し、中国人と外国人の安全かつ健康的で秩序のある往来を保障する」と述べた。

中国民用航空局の関係責任者によると、3月、中国の国際線旅客数は224万2000人に達し、前年同期比717.0%増、2019年同時期の12.4%となり、コロナ前の同じ時期の18.1%まで回復している。

航空業界の関係者は、中国行きの便で「搭乗前48時間以内にPCR検査の代わりに抗原検査を行う」という新しい措置は、旅客の費用面での負担を減らし、利便性が更に向上する、と述べた。

(中国経済新聞)