フランスに駐在する盧沙野(Lu Shaye)中国大使は、現地のテレビ局LCIのニュース番組でのインタビューで、国内の問題を解決するのに『侵攻』は不要であり、中国政府は常に平和的な形での台湾問題の解決を望んでいると述べた。
番組の中で、「アメリカCIAのバーンズ長官が木曜日に現地の大学で、中国軍は2027年の台湾『侵攻』に向けて準備していると述べたが、これはその通りか。2027年までとは限らないとも明言しているが」との質問が出た。
これに対して盧大使は、「いわゆる『侵攻』はない。台湾は中国の一部だからだ。国内の問題を解決するのに『侵攻』など必要はないだろう。中国は外国を侵略しに行くことはあり得ない。ただし台湾は中国の省であり、中国政府は常に平和的な形での台湾問題の解決を望んでいる」と答えた。
盧大使はまた、「明確なスケジュールはないが、われわれ(中国政府)は必ずあらゆる手段を講じて祖国統一という大業を成し遂げる。われわれ(中国政府)は常に『平和統一、一国二制度』との基本方針を堅持する」と述べた。
「まず平和的統一を目指すが、うまくいかなければわれわれ(中国政府)は非平和的な手段も辞さない」と盧大使は強調している。
(中国経済新聞)