広西自治区北海、「料理4品で28000円」に調査開始 店は過去にも苦情が多数

2023/01/29 11:58

広西自治区北海市銀灘(Yin Tan)で、ある観光客がタクシーの運転手に連れられたレストランで食事をしたところ、4品で1500元(約28000円)取られたと訴えた。これについて、北海市の苦情ダイヤル「12345」の職員は1月27日午後、当局側で調査を始めていると答えた。

この観光客によると、タクシーの運転手に食事をしないかとなれなれしく聞かれてレストランに連れて行かれ、料理が出た後で注文表にサインをするよう店長に言われた。ところが支払いの後で、4品で1500元(約28000円)以上もかかったことがわかったという。「民宿に帰ってから宿の主人に『それはひどい』と言われて、余りにもつらかった……お金だけじゃなくて心まで騙された」と訴えた。

注文表を見ると、注文したのはタニシの唐辛子炒め、ハタの姿蒸し、クワイ、貴妃唐辛子炒めで、値段は計1573元(約30000円)であった。画像を見ると、支払先は「僑民海港海鮮加工城」と書かれている。

これについてレストランの店員は1月27日、「値段も書いてあるし、サインもしてあるから作った。それに今は春節なので高い」と答えた。運転手の客引き行為については、「春節期間は人が多くて誰が誰を連れて来たかなど知る由もない」と否定している。

北海市の「僑民海港海鮮加工城」は、以前にも強引な売りつけなどで苦情が寄せられている。

北海市人民政府ポータルサイトの「市場監督管理局2021年第四四半期12315消費苦情情報公示」によると、「値段が高すぎ」、「量が少ない」、「無理に買わされた」など5件の苦情が出ている。

また2020年にも、あるレビューAPPで「運転手のそそのかしや『丸め込み』で店に行ったが、値段も高くて量も少なかった」とのコメントが寄せられている。

(中国経済新聞)