8月28日、北京大学の2022年度学部生約4,000人が入学

2022/08/29 19:30

8時、北京大学のキャンパスは歓迎の雰囲気に包まれていた。邱徳抜体育館の入り口では、新入生がボランティアの案内で荷物を預け、入学許可書と北京健康宝(Health Kit)を確認した後、「新入生歓迎」と書かれた赤い階段を上って体育館に入っていった。会場では、各学部・学科の上級生たちが、新入生の受付を熱心に手伝っていた。

中文系(文学部中国語中国文学科)へようこそ! 中文系のオリエンテーションブースの前では、車いすの新入生がボランティアと保護者に付き添われて受付を済ませていた。彼女は6歳のときに事故で負傷し、車いすで生活をしている王馨瑶(ワン・シンヤオ)さんで、大学受験で高得点を取り、念願の北京大学中文系に入学した。

車いすで生活をしている王馨瑶(ワン・シンヤオ)さん

王さんが小学4年生の時、母に連れられてリハビリと再検査のために北京を訪れた際、母と一緒に北京大学のキャンパスを見学した。王さんは、初めて憧れであった北京大学を訪れた時を思い出し、燕園の美しい自然環境と歴史の重みに感動し、興奮を隠せなかった。

インタビューに対して王さんは、「今日は、大学への第一歩に両親が付き添ってくれた」「ボランティアの先輩方が忙しそうにしていて、興奮と感動を与えてくれた!」と述べ、 北京大学で勉学に励みながらサークル活動にも参加し、豊かで実りのある大学生活を送りたいという小さな願いがあると話した。

北京大学によると、今年はメインキャンパスで学ぶ3,066人と、医学部で学ぶ878人を含む、合計 4,457人の学部新入生が入学した。

(中国経済新聞)