新エネ車メーカー「零跑」、香港でのIPOへ認可取得

2022/08/22 18:30

中国証券監督会は8月19日、浙江省の新エネ車メーカー「零跑科技」(零跑汽車)に対して、国外での株式上場、および国内未上場株の国外での上場利用を認めると発表した。

零跑汽車は今年3月17日夜に、中金、シティーバンク、モルガンチェース、建銀国際をIPOの連帯保証人として、香港での上場を申請していた。

目論見書によると、零跑は2015年設立で資本金10億元(約200億円)、15万元(約300万円)~30万元(約600万円)の中高級新エネ車を主力商品とし、電気自動車(EV)のコアシステムや電子部品における主なハード・ソフト部材を自社で開発および生産して、走行システムや自動運転、パワーシートを生み出している。

また、期を追うごとに納入台数が増え続けており、2019年第三四半期の473台から2022年7月には1.2万台となっている。このため売上高も年々増え、2019年は約1.17億元(約23.5億円)、2020年は6.31億元(約126.8億円)、2021年は31.32億元(約629.1億円)となっている。今回のIPOで調達した資金は、EVの品種の拡大やメンバーの充実化、自動運転など高度な技術への開発に40%を投じ、それ以外は生産体制の整備や知名度アップに費やす予定という。

(中国経済新聞)