中国国家統計局が8月15日に発表したデータによると、7月の都市部の失業率は前月より0.1ポイント下がって5.4%で、年齢別に見ると25-59歳が4.3%、16-24歳が19.9%であった。
国家統計局の広報担当である国民経済総合統計局の付凌暉局長はこれについて、「7月の失業率は全国的に去年より高く、特に若者層では過去に例を見ないレベルにある」と述べた。若者の失業率が高止まりしている状態で、16-24歳は16%だった今年3月から4か月連続で過去最高を更新しており、4月は18.2%、5月は18.4%、6月は19.3%で、7月はさらに0.6ポイント増えて19.9%であった。
こうした状態について付局長は、まずコロナの影響で会社側の経営が圧迫され、人を受け入れられなくなっていると述べた。特に若者の就業割合が高い第三次産業の回復の遅れが大きな要因としている。さらに、若い世代は就職の際に安定した職場を求める傾向が強まっており、採用側とのミスマッチが存在していることも職探しへの支障となっているという。
(中国経済新聞)