中国「BYD」、日本でのEV乗用車販売へ

2022/07/22 11:53

中国のEV=電気自動車大手「BYD」が7月21日、都内で記者会見を開いて、日本市場でEVの乗用車の販売に参入すると発表した。来年1月以降、SUV=多目的スポーツ車やセダンなど、3つのタイプのEVを日本市場に投入する。

発表によると、1回の充電で走行できる距離は、SUVが485キロ、セダンが555キロなどとなっていて、希少金属の使用量を減らして、コストをおさえた自社開発のバッテリーを搭載する。

BYDは、バッテリーメーカーとして1995年に中国・深センで創業。2003年に自動車市場に参入し、2021年には約60万台のNEVを販売。中国のトップEVメーカーに上り詰めた。世界のEVシェアではTeslaに次いで2位。世界70余りの国と地域で、EVの販売を手がける。

BYDは、2005年には日本法人を設立。2015年からEVバスを販売しているが、2022年6月まで、日本市場の販売台数は56台にしかない。

BYDは、乗用車での日本参入に合わせて、2025年までに、すべての都道府県に合わせて100か所の販売店を開く計画だ。

(中国経済新聞)