中国のネットで7月12日夜に、上海は7月13日の航空便がすべて運休するとの情報が流れ、さらに13日朝には、天候不順でないにもかかわらず、上海の便が軒並み運休するとの画面が交通アプリに掲示された。
これについて、第一財経より上海空港に問い合わせたところ、全便運休はデマ、との回答であった。ただし上海は現在、1日の運行本数は4月のロックダウン開始前の半分弱という状態である。生活が元の状態に戻り始めた6月にはかなりの回復を果たしたが、ここへきてまたコロナが再発していることから、上海発の便の到着を認めない地方が増えている。
ウェブサイト「航班管家」の最新データによると、7月13日9:30現在、上海浦東空港では全便の72.0%にあたる804本が、虹橋空港では同じく63.7%の480本が運休となっている。
6月1日にロックダウンがほぼ解除された上海であるが、6月は航空便の再開が遅々として進まなかった。各都市で上海からの乗客を受け付けなくなった都市が増え、片道のみ搭乗可となってしまったことで、上海発の便が減少している。
(中国経済新聞)