専門学校卒業生の就職率が95%超え

2022/06/28 17:15

高校入試は人生の分水嶺となった。中学校の卒業生の半数は高校へ進学し高等教育を受ける道を選ぶ。残りの半数は専門学校へ入り、卒業後はブルーカラーの仕事に就く。

大学を出ても仕事がないと言われる中、卒業後にブルーカラーとなる専門学校(技術工養成学校)の学生は、人材市場で引く手あまたとなっている。

6月16日東莞市の技術系専門学校で2022年の会社説明会が開かれた。東莞や周辺地区から参加した320の企業は,現場職から管理職までの職業を月5000元から7000元で募集した。このうち、デジタル化が進んでいる製造業の募集は5203で、学院でこれらを専門的に学んだ学生は571人だった。つまり企業側の募集と学院側の求職者との割合は9対1だったのである。学校の担当者によると「機械と電力の一体化や機械、デジタル制御、製造用の型といった製造業に関連することを学んだ学生は、非常に人気がある」。

仏山市の技術系専門学校も、今年は工業機器や新エネルギー自動車や、デジタル制御などの製造業の人材を、多くの企業が求めていると指摘している。

公式に発表されたデータでは、現在中国には専門学校が2400校あり、420万の学生が学んでいる。そして毎年100万人以上の卒業生が、産業や技術労働者の仲間入りを果たしているそうだ。

(中国経済新聞)