中遠海運、32.5万DWT級メタノール二元燃料船を命名――超大型鉱石船「遠海絲路」が誕生

2026/09/6 12:30

中遠海運グループは9月1日、32.5万重量トン(DWT)級のメタノール二元燃料鉱石船を正式に命名し、「遠海絲路(えんかい・しろ)」とした。

同船は、中国遠洋海運集団(COSCO Shipping)傘下の揚州中遠海運重工有限公司が建造し、中遠海運散貨運輸有限公司が運航を担う。メタノールを燃料として利用できる二元燃料仕様を採用しており、次世代型の大型ばら積み船として位置付けられている。

「遠海絲路」は全長339.9メートル、型幅62メートル。貨物倉の総容積は約28万立方メートルに達し、鉄鉱石をはじめとするさまざまな大口貨物の長距離海上輸送に対応できる設計となっている。

32.5万DWT級という超大型の船体を生かすことで、一度に大量の貨物を輸送することが可能となり、遠洋輸送における輸送効率の向上が期待される。また、メタノール二元燃料技術を採用したことで、海運業界が進める低炭素化・脱炭素化への対応にもつながる。

「遠海絲路」の就航は、大型鉱石船の輸送能力を強化するとともに、環境負荷の低減を目指す中遠海運の船隊高度化を示すものとなりそうだ。

(中国経済新聞)