中国外務省、邦人拘束報道に「法に基づき違法犯罪を取り締まる」

2026/08/11 22:21

中国外務省の郭嘉昆報道官は8月11日の定例記者会見で、中国で日本人が拘束されたとされる事件について、「中国の主管部門が法に基づき違法犯罪案件を取り締まっている」と述べた。

読売新聞の記者は、今年5月に日本人2人が遼寧省大連市で「国家が禁止する貨物の密輸罪」の疑いで拘束されたと報じられていることを取り上げ、現在の司法手続きの進展や、2人が起訴されたかどうかについて質問した。

さらに、同様の事件をめぐり、日本企業に勤務する複数の日本人幹部が拘束されているとの報道についても、事実かどうかを尋ねた。朝日新聞、日本放送協会(NHK)、共同通信の記者も同様の質問を行った。

これに対し郭報道官は、「この問題については以前にも回答している」としたうえで、「中国の主管部門が法に基づき違法犯罪案件を取り締まっている」と回答した。

一方、今回の会見では、日本人2人の具体的な司法手続きの進展や起訴の有無、また日本企業の日本人幹部が拘束されているとの報道について、具体的な説明はなかった。

中国では国家安全や輸出入管理などに関わる法令違反について、関係当局が捜査や取り締まりを行っている。今回の発言は、こうした案件について中国側が「法に基づく対応」との立場を改めて示したものとみられる。

(中国経済新聞)