安徽省合肥市の隔離用ホテルでは、2台の小型無人消毒車が巧みにエレベーターに乗ってホテルの消毒を行い、その脇で無人清掃車がホテルの掃き掃除を行った。
「無人消毒車は15分ごとに1,000立方メートルのスペースを消毒でき、清掃車は1時間に5,000平方メートルのエリアを掃除できるので、労働力を節約できるうえ、交叉感染の可能性を大幅に減らすことができる」と無人車の技術方案を提供する智行者科技有限公司(ちぎょうしゃ、英名:idriverplus)合肥の子会社総経理、葛晴氏は語る。
葛晴氏によると、無人消毒車や無人清掃車に加え、同社が開発した無人パトロール車も人流の多い高速道路のジャンクションで重宝されている。 現在、上海市、河北省、雲南省、新疆ウイグル自治区などで、この無人パトロールカーの運用が始まっている。 また、美団、京東、阿里菜烏などの企業も状況を見極めた上で、無人配送事業を打ち出している。
5月20日から、杭州市で美団のドローンによるPCR検査の検体輸送が開始し、6月13日時点で100万人以上の検体を届けた。
無人配送技術の応用が広がる中、2021年5月に北京市が無人配送車の管理規則を発表し、深圳市、上海市、広州市、長沙市、武漢市などでも同様に、対応する管理方法の研究を強化している。
(中国経済新聞)