中国政府は、年金の給付額を4%引き上げると決定した。中国の人力資源社会保障省と財政省が発表した「2022年の老齢基礎年金調整に関する通知」によると、2021年末までに退職手続きを終え、企業や団体などにおける月々の基礎年金を受給している人を対象に、2022年1月1日より給付額を2021年の平均より4%引き上げるとしている。この策は、納付が長期間かつ高額であるほど見返りも多い、という形を実現するもので、高齢者や僻地に住む人などにより手厚い待遇を施すことに重点が置かれている。(中国経済新聞)