1月15日、北京で「新浪財経2025年会・第18回金麒麟フォーラム」((ゴールデン・チーリン・フォーラム))が開催された。今回のテーマは「第15次五カ年計画の幕開け、経済の新たな航海――成長パラダイムを再構築し、未来の繁栄を共に創る」。
第13期全国政治協商会議(政協)経済委員会副主任で、元国務院発展研究センター副主任を務めた劉世錦氏が登壇し、基調講演を行った。

劉氏は、中国経済が現在直面している「需要不足」の本質は、主として消費需要の不足にあると指摘した。世界平均と比較すると、中国の消費(最終消費支出)がGDPに占める割合は約20ポイント低く、この差を劉氏は「構造的な偏り」と表現した。まずはこのギャップを埋め、是正することが不可欠であり、それによって中国は真の「消費大国」へと移行できると強調した。
また、国内製品の消費拡大にとどまらず、海外の製品やサービスへの消費も積極的に拡大すべきだと述べ、消費の国際化水準を高めることで、より成熟した消費構造の形成につながるとの見解を示した。
さらに、教育、医療、介護、高齢者福祉、文化、スポーツ、娯楽といった発展型消費(成長志向型消費)の重要性にも言及した。これらは統計上では「消費」に分類されるものの、実質的には「人への投資」であり、人材・人的資本の高度化を通じてイノベーションを支える重要な基盤になると説明した。
劉氏は、経済成長における消費の役割は、これまで以上に前倒しで重視されるべき段階に入っていると指摘する。
(中国経済新聞)
