中国国家鉄路集団有限公司は12月24日、西安と延安を結ぶ高速鉄道「西安―延安高速鉄道」が、12月26日に正式に開業し、営業運転を開始すると発表した。これにより、陝西省北部の革命老区である延安は、初めて本格的な「高速鉄道時代」を迎えることになる。
西安―延安高速鉄道の開通は、関中平原と陝北地域を高速鉄道で直結する重要な交通インフラの整備となる。これにより、地域間の移動時間は大幅に短縮され、人の往来や物流、情報の流れが一層活発化する。沿線都市では、産業の発展や観光の振興、都市化の進展など、幅広い波及効果が期待されている。
中国国家鉄路集団によると、本路線は陝北革命老区の振興と発展を支える基幹交通ネットワークとして位置付けられており、地域の経済・社会の質の高い発展に新たな原動力をもたらすとしている。

写真は、12月24日に撮影された西安―延安高速鉄道・銅川駅の様子(ドローン撮影)。近代的な駅舎と整備された周辺インフラは、高速鉄道の開業を間近に控えた地域の新たな姿を象徴している。
(中国経済新聞)
