映画『南京写真館』、興行収入600億円突破、日本特別上映会開催

2025/09/24 07:30

中国の歴史題材映画『南京写真館』が、興行収入30億元(約623億円)を突破する大ヒットを記録した。人民日報が8月23日に報じたところによると、本作は南京大虐殺における日本軍の犯罪証拠となる映像を素材に、市民がフィルムを通じて抵抗する壮絶な物語を描いている。主演は劉昊然らで、7月25日の公開後、好評により上映期間が9月24日まで延長された。さらに、複数の国で上映され、国際的な反響を呼んでいる。

9月17日、中央広播電視総台が主催し、中国駐日本大使館が共催する『南京写真館』の日本特別上映会が東京で開催された。このイベントには、日本国際貿易促進協会、日中労働者交流協会、東京都日中友好協会のほか、日本の高校研究機関、メディア・出版関係者、在日華僑・華人など150人以上が参加した。上映後、会場では日本観客による深い議論が交わされ、映画のリアルで衝撃的な内容に多くの観客が心を動かされた。参加者からは「歴史を直視し、平和の大切さを再認識すべき」との声が上がり、日本社会に対して歴史に向き合う姿勢を求める意見が相次いだ。

(中国経済新聞)